「ケンブリッジ英検って最近よく耳にする!」「聞いたことはあるけど何がいいのか分からない、教えて!」
そんなお声を頂くことが増えました。
皆さん、こんにちは!めいです。
ケンブリッジ英検について解説してほしい、教えて~!というご相談を頂く機会が多いので、今日はケンブリッジ英検についてまとめてみたいと思います。
この記事を読むと、“ケンブリッジ英検の特徴”が分かります。
是非、最後まで読んでいってくださいね✩
英語圏での生活に根差した実際に使える英語が身につく
どんな英語の試験でも、勉強して損ということはありません。必ず英語力がつきます。
ただ、せっかく勉強するなら”実際に英語圏で使える英語力”を身に着けたいですよね?
ケンブリッジ英検には以下のような傾向があり、英語圏での生活に根差した実際に使える英語が身につくよう設計されています。
- イディオムが分からないと答えにたどり着けない構造になっている
- ネイティブが使う自然な言い回し(コロケーション)が評価される
- アカデミックな文章/単語はもちろんのこと、英語圏での生活で使える英語が身につく
イディオムが分からないと答えにたどり着けない構造になっている
”イディオム”というのは、日本語で言う慣用句のようなもの。
例えば、I’m over the moon.(=私はとても嬉しい。)など決まりきったフレーズや文句のことです。
こういったイディオムは英語圏での生活において、ネイティブ英語話者は日常的に使っています。(私たちも日本語において日常的に使っていることを考えると納得ですよね!)
ケンブリッジ英検では、このイディオム部分の意味が分からないと正解できないような問題がリスニングやリーディングに多数出てきます。
また、スピーキングやライティングにおいては、場面に応じたイディオムを適切に使い分けることが出来ているか?が重要視され、出来ているとポイントを稼げるようになっています。
ネイティブが使う自然な言い回し(コロケーション)が評価される
試験英語を勉強することで英語力がつくのはどの試験も間違いのないことですが、「試験では出来るのに日常会話になるとなぜか英語が出来ない・・・(と感じる)」
そんな経験がある方もいるのではないでしょうか?
私は経験あります。試験で高得点は取れたけど、英語環境に飛び込んでみたら「全然太刀打ちできない・・・」とショックを受けました。
ケンブリッジ英検では、”コロケーション”と呼ばれる「自然な語の組み合わせ(慣習的にセットで使われる英単語)」を使いこなせること、が評価される仕組みになっています。
少し分かりづらいかもしれませんが、例えば、「とても(完全に)疲れた」と言いたい時、very tiredとは言いますがabsolutely tiredとは言いません。
単語の組み合わせとして自然なのはvery tiredです。このようなネイティブ感覚に近いものがコロケーションの感覚です。日本語でも「アイロンを」と言われたら「かける」と答えますよね?「アイロンを」と言われて「する」とは答えませんよね。
こういった、”ネイティブの感覚”を習得出来るのがケンブリッジ英検の大きな特徴です。
アカデミックな文章/単語はもちろんのこと、英語圏での生活で使える英語が身につく
上で挙げたような”イディオム”や”コロケーション”が身につくのはもちろんですが、より日常で必要になる要素が盛り込まれています。
例えば、リスニングでは1問1答式の問題に加え、スピーカーが一人語りをしているのを聞き「要するに何を言っているか」を問う問題等も含まれています。
こうした要旨を問うリスニングは、英語圏での日常生活において非常に生きてきます。
また、ライティングではよくあるエッセイに加え、「手紙」「メール」「提案書」「報告書」「レビュー」が出題されます。
これは、場面に応じた適切な表現や、フォーマル/カジュアルな言い回しを相手によって使い分けることが出来るか等が求められています。
英語圏の生活において、業者とのメールやり取りやレビューを書くこと等は頻繁に発生しますし、提案書や報告書は仕事面で必須ですよね。
このように、アカデミックな内容はもちろんのこと、生活に根差した英語を体系的に学ぶことが出来るのがケンブリッジ英検の特徴の一つです。
英語の4技能がまんべんなく身につく
英語の試験には様々なものがありますが、ケンブリッジ英検では4技能偏りなく身につけることが出来ます。(配点にも偏りはありません。)
日本で有名な試験で言うと、同じく4技能が身につく試験として、英検(3級以上)やTOEFL、IELTSが挙げられます。
これらはリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングが必須となっています。
またTOEICはリーディングとリスニングがメインですが、ライティングとスピーキングの試験も受験することは可能です。(R・LとS・Wが分かれています。)
4技能をまんべんなく勉強することが英語上達の近道です!
リーディングやリスニングで学んだことを、ライティングやスピーキングでアウトプットすると英語力はぐーんと伸びます!
イギリス英語が身につく
試験名からも分かるように、ケンブリッジ英検はイギリス英語がベースになっています。
もちろん、ライティングにおいてアメリカ英語スペルで記載しても減点されないですし、スピーキングにおいてアメリカアクセントだからNGということもありません。
ただし、印字されているスペルやリスニングのアクセントはイギリス英語になっています。
特にリスニングでは、イギリス英語の容認発音と呼ばれるRPだけでなく、イギリス国内でよく聞く様々なアクセントが織り交ぜられており、非常に実践的です。
「試験の綺麗な英語は聞き取れるのに実生活では聞き取れない!」なんてことが少なくなるように設計されているんですね。
実際に生活すると分かりますが、現地で話されているのは綺麗な英語だけではないので、ケンブリッジ英検はとても良い練習になります!
☟具体的にどんな内容が出るのかに関しては、以下の記事をご覧ください。
確実に英語力が向上して自信がつくようになっている
ここまで、ケンブリッジ英検では”実生活に根差した英語力がつくように設計されていること”をご説明してきました。
他にも、英語力を向上させるための仕掛けがそろっているのでご紹介しますね。
- Use of English という特徴的な試験がある
- 単語のニュアンスの違いまで勉強することが出来る
- スピーキングでは会話力が重視される
Use of Englishという特徴的な試験がある
詳細は上記の別記事をご覧いただければと思いますが、ケンブリッジ英検にはUse of English という、他の試験ではなかなか見かけないタイプの問題があります。
Use of English は分類としては文法問題ですが、一般的な試験とは異なり、文法に関して”知っている”というレベルではなく、”使いこなせる”レベルにあるかどうかまで見られる試験です。
文法の活用について高レベルでの理解が求められるため、非常にトリッキーではありますが、おかげで基礎固めという意味では最適です。
私もこのUse of English に苦労しましたが、このおかげで英語力がついたと言っても過言ではないと思っています。
それくらい、文法の基礎を鍛えてくれます。
単語のニュアンスの違いまで勉強することが出来る
この記事の前半でも触れましたが、ケンブリッジ英検ではネイティブスピーカーのように自然な英語を使えることが求められます。
イディオムやコロケーションに加え、単語一つ一つをとっても、細かいニュアンスの違いも問われるわけです。
ここまで問われる試験は少ないですよね。
こうした細かいニュアンスの違いを理解していくことで、自然な英語力を身につけることが出来るようになっています。
ちょっとしたニュアンスの違いも理解した上で、それを駆使できるようになると、自ずと自信もついてきますね!
スピーキングでは会話力が重視される
スピーキングが含まれる試験は色々ありますが、ケンブリッジ英検の特徴は、その場での会話力が重視されるということ。
もちろん、試験対策は必要ですが、がちがちに覚えた試験英語よりは、日常生活における雑談や友達との会話に近いです。
受験者1人と試験官複数人という形式ではなく、受験者グループと試験官という複数人で試験が行われることからも分かると思います。
このように、定型文を覚えて臨むような試験とは少し異なり、リラックスした雰囲気で”会話を楽しむ”くらいの感覚で臨めるのが特徴かと思います。
こういったスタイルの試験は得意・不得意があると思いますが、実際に使える英語を身につけるにはもってこいですね✩
本日はケンブリッジ英検の特徴についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
特に英語圏での生活を控えている方、実際に使える英語を身につけたい方、そんな方々におすすめです!
気になった方は是非、ケンブリッジ英検トライしてみてくださいね~!
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。