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【保存版】ケンブリッジ英検CAEの対策全貌!合格者が実際に行った対策を大公開!!

めい
めい

皆さん、こんにちは!

今日はケンブリッジ英検CAEに合格するまでに実際に私がやってよかった対策をご紹介していきます。完全独学で一発合格するまでに私が実際に実践したことをお話できたらと思います。各分野ごとにおすすめのテキストもご紹介していきますので、ぜひぜひ最後まで見ていってくださいね。

※本ページはプロモーションが含まれています。

まずはじめに

筆者のテスト結果公開

まずは私が実際にケンブリッジ英検CAEに合格した実際の画像をお見せしますね。

それがこちらです☟

2022年5月に筆者が合格した際の試験結果です。

Grade BとCがPass(合格)なので、上に記載の通りこちらは「合格」ですね。

Grade Aという判定もあり、例えばCAEでGrade Aを取得するとC2の資格証明書がもらえます。逆にオーバーオールスコアが180以下の場合は、スコアが160~180の場合B2判定がもらえるそうです。

※細かいお話をすると、C1対象スコアのうち、オーバーオール上位1/3のスコアがB判定となり、それ以外の合格がC判定となります。

めい
めい

私はなんとか今回、全てのパートにおいてC1を取得することが出来ました!ぎりぎりの分野は悔しい・・・(泣)もっと上を目指すべく精進していきます!!

実際にしっかり合格しているんだという画像をご覧いただきましたが(笑)、このページを見てくださっている皆さまは、きっと「どうやって」「どれくらい」「何を」勉強したら合格できたのか?という点が一番気になっていると思います。

ここから先はこの点について、具体的にお話していきますね!

「ケンブリッジ英検やCAEって何?」「CAEの難易度ってどれくらい?」という内容については、別の記事で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください

ケンブリッジ英検CAE合格に必要な勉強時間

上記の記事の中でもお話しましたが、私が「CAEを受ける!」と心に決めてから、実際に試験を受ける(=合格する)までにかかった勉強時間は315時間35分です。

ケンブリッジ英検の公式サポートサイトには、英語初心者が各CEFRレベルまで英語力を引き上げるために必要な”補助付き”の勉強時間目安について以下の記載があります。

ポイントは”補助付き”ですので、”語学学校やコースに通い授業を受ける時間が以下の時間”ということであり、自学自習の時間は含まれていない目安の時間である点です。

※ケンブリッジ英検公式サポートサイト(英語表記・以下)より引用

この表を見ると、例えば

  • B2レベル→C1レベルに必要な補助付き勉強時間は約200時間
  • B1レベル→C1レベルに必要な補助付き勉強時間は約350~400時間

ということが分かります。

勉強を開始した当時の私の英語力はというと、渡英時点でTOEIC875点(ただしスピーキング・ライティングに関しては公式の試験結果は無し)だったところから、IELTSに向け数か月勉強したレベルでした。

スピーキングは渡英前から英会話に注力していましたが、ライティングに関してはIELTS対策のみ、という状態です。

めい
めい

英語の4技能全ての総合力で判定されることを考えると、おそらくC1を目指し始めた当時の私の英語力はB2もしくはB2+くらいだったんじゃないかな・・・と思います。

そこから独学のみで合格まで315時間35分というのは、そこそこ妥当かなという気がします。

とはいえ、これらの数値はあくまで理論上の参考値ですので、4技能に今までどれだけ時間をかけて勉強してきたか等、個人により変わってきますので、その点ご理解くださいね。

対策概要

続いて、おおまかな傾向と対策についてお話をしていきます。

ケンブリッジ英検には5つの分野があります。

Reading、Listening、Writing、Speakingに加え、Use of Englishという文法を含む英語感覚を問う試験があります。(Use of EnglishとReadingは同じ時間内に解きますが、詳しくは後半で解説します。)

つまり、これらをまんべんなく対策する必要があるんですね。

Point

「得意な分野を伸ばすことでオーバーオールでC1に到達すればいいんだ!」と思う方がいるかもしれません。確かにそうではあるのですが、そう簡単に高得点を取れるほど甘くはありません。(笑)

ですので、個人的には上記のやり方はあまりおすすめはしません。

どちらかと言うと、

  • すべての分野でC1以上を目指す
  • その上で得意な分野を伸ばす

というやり方が最終的にC1を下回る分野が出てきたとしても、補える可能性が高いと思います。

ですので、しっかりとまんべんなく対策することをおすすめします!

とはいえ、全てまんべんなく対策するのはとても大変です。

なので、ある程度の濃淡をつけるために実際に私が意識したことをご紹介すると、

  • Use of Englishの練習問題を解きまくって苦手意識をなくす!
  • Speakingは自分が話せる内容をコツコツ溜める
  • Writingはある程度、エッセイが書けるようになったらほどほどに。他に時間を割く。

この3点です!

ノンネイティブスピーカーが特に苦手とするUse of Englishの試験問題に慣れながら、日本人があまり得意でないSpeakingとWritingも早めに対策したことが結果的に良かったかなと思っています。

Readingの傾向と対策

出題傾向

まず押さえておきたいのが、ReadingとUse of Englishは2つ併せて90分です。

ですので、Readingで何分という制限時間の決まりはありませんが、90分で2つを解き切るということが大切になってきます。

また、採点はReading、Use of Englishそれぞれで実施され、配点の比重もListening、Writing、Speakingと比べこの2分野が高い低いということはありません。

1つの試験の中で、Part2~4がUse of English、Part1とPart5~8がReadingでの採点となっています。

めい
めい

この90分の過ごし方がいかに大事かということをお分かりいただけましたでしょうか?ReadingとUse of Englishは時間の使い方が最大のポイントです。

時間配分については、個人の得意不得意によってバラつきがあると思いますが、私は以下の配分で行っていました!

  • 目標は、はじめの20分~最大で23分程でPart1~4を解き切る
  • 残りの67~70分程でReadingのPart5~8を解き切る

これで90分ですので、最低限上記の時間をかければ問題は解き切れると思います。さらに出来れば、Part1~4を20分以内+Part5~8を65分程で解けると5分の見直し時間を確保できるので理想的です

私はだいたい上記の時間配分を目安に最後5分の見直し時間を確保することを目標にしていました。

※少しややこしいのが、Part1は試験の中ではまるでUse of Englishかのような場所に(Part2~4の前に)登場しますが、採点としてはReading分としてカウントされます。ですので、上記時間配分ではPart1~4でひとまとまりとしていることにご注意ください。

出題される内容としては、アカデミックな文章からエッセイまで様々で、ニュースや雑誌の記事、本からの抜粋や本のレビュー・紹介、パンフレット等、本当にバラエティーに富んでいます。

ですので、日頃から多くの英文記事に触れ、沢山の情報の中からニュアンスや立場の違いも理解しながら内容を理解することに慣れておく必要があります。

対策とテキスト

まずは、ケンブリッジ大学から公式に出ている練習問題集でレベル感を実際に確認してみるのがおすすめです。

私が実際に使っていたのがこちらです☟

①Advanced TRAINER1(写真左)

練習用の模試が6回分( R+UoE / L / W / S 全て) 入ってます。

最初の2回分には試験フォーマットの解説や攻略法など丁寧な解説が入っており、後半には本番形式で4回分の模試が入っています。

何をどう対策したらいいか分からないという方はまずこの1冊から始めるのがおススメです。

また、解答付きのものとそうでないもの、音源がダウンロード形式のものとCD形式のものがあるので注意してくださいね!

↓こちらは解答+ダウンロード形式の音源付きでPCで再生できるので使いやすかったです。

②Advanced 3(写真中央)

実際の過去問が4回分入ってます。

Advanced TRAINER1で試験のポイントを掴んだうえで、試験が近くなったら実力試しに使うのにオススメです。

「1」と「2」も出ていますが、2018年に発行されている「3」が最新です。(2023年4月現在)

こちらも解答・音源付きを買うように注意してくださいね!

③Advanced TRAINER2(写真右)

①のAdvanced TRAINER1と同じく練習用の模試が6回入っています。

まずは①をやってみて、さらに時間と体力がある場合は練習量確保に使ってみてください。(私は途中まで使用して力尽きました・・・笑)

最初の2回分は攻略ポイント付き、残り4回分が演習形式である点は①と一緒です。

めい
めい

CAEに本気で合格したい方は①と②はマストハブだと思います。

ちなみに、①と③の2冊は実際の試験よりも易しい(と私は感じた)ので要注意です。①をベースに勉強しつつたまに②でレベルチェック、これが個人的にはおすすめです!

※①は解答に解説も付いています(英語)が、②は解答のみなのでその点も注意してくださいね。

まずは上記の問題集でレベルを確認してみることをおすすめしますが、ケンブリッジ英検CAEを目指す際、前提として、どんな英文章でもすばやく概要を理解でき、ニュアンスや意見の違いを正しく汲み取れるレベルにある必要があります。

ですので、こればかりは近道はありませんので、とにかくたくさん英文章に触れる!というのも並行して行うことが大切かな~と思います。

たとえば以下のBBCのサイトは私もアプリで毎日確認していますが、おすすめですよ✩

ケンブリッジ英検は何といっても、イギリス英語がメインですので、その点イギリスの国営放送であるBBCではイギリスでよく使う言い回しなども学べてお得だと思っています!

Listeningの傾向と対策

出題傾向

Listeningは主に以下の流れになっています。

  • Part1:主に2人の短い会話を聞き、それに対する質問に答えるシンプルなタイプ。問題は3つありそれぞれ2つずつ質問がある。選択式。
  • Part2:1つのアカデミックな放送を聞き、その内容について要約された文章で穴が開いているところに入るフレーズを埋めていくタイプ。記述式。
  • Part3:2人以上の長めの会話を聞き、それに対する質問に回答。TV番組だったり、学生と教授の会話だったり少し長めの内容になっている。選択式。
  • Part4:5人の短いコメントを聞き、2つ用意されている回答群の中から1人につき2つそれぞれ回答を選ぶ。ただし、回答群にはそれぞれ8つずつ選択肢があり、内容も似ていたり混乱しやすい選択肢が多い。選択式。
めい
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すべて問題文含めて2回読まれます。ただし2回読まれるから簡単ということではありません。むしろその逆。(笑)2回読まれても混乱するような内容が多く盛り込まれており、なかなか手ごわいのがこのListeningです。

そして何といってもトリッキーなのが、Part4。5人しか登場しないにも関わらず、それぞれ8つも選択肢が用意されているんです。(泣)

さらに、放送は2回読まれるにせよ、回答しなければならないものも2つ。

放送される内容の要点を瞬時に判断し回答していくことが求められる中々ハードな内容になっています。

Part2に関しては、IELTSを受けたことがある人であればイメージしやすいかと思いますが、IELTSのSection4に近しいです。

放送を聞いて、記述式で穴埋めしていくタイプですので、先に問題をどれだけ理解できるかが重要になってきます。

ただし、ケンブリッジ英検の場合はフレーズを抜き出すことになっていますので、回答が2語以上になることもあるのが要注意です。

対策とテキスト

Listeningの主な対策はReadingと同じです。

先ほどの練習問題集と過去問をまずは解いてみて、その上で日々映画を観たり、Podcastsを聞いてみたり、多くの英語の文章を聞くことが重要かなと思います。

まだ余力があるよ、という方は過去問「1」「2」(2の方が新しい)を解いてみるのも良いかなと思います。

Advanced 2 (2016年発行)

Advanced 1 (2014年発行)

※CAEは2015年に試験内容が改訂されています。

こちらのテキストは2014年に発行された、2015年以降向け「本格模試」です。2015年以降の試験内容に準拠していますが、正確には過去問ではないということになります。

ケンブリッジ英検CAEの内容に近く、難易度としてもちょうど良いので個人的におすすめなのは以下のPodcastsです☟

  • BBC Radio 4
  • National Geographic

iPhoneアプリのPodcastsから聞くことが出来ますので、もしよかったら参考にしてみてください♪

また、対策をする上で非常に重要になってくる点が一つあります。

それは、ケンブリッジ英検CAEでは、クリアな発音ではあるものの、様々なタイプのアクセントが登場するということです。

たとえば、以下のようなアクセントに慣れておく必要があります。

Point

  • いわゆるRPと呼ばれる容認発音(一般的にイギリス英語と言われるとこちらを想像する方が多いかなと思います。)
  • アメリカ英語と言われる米国発音
  • イギリス北部のアクセント(目安として北イングランドより以北)
  • インドアクセント
  • 中東諸国のアクセント

特にPart4では必ず2人以上、RP以外のアクセントが放送されますので、これだけ知っていればOKということではありませんが、日頃からたくさんのアクセントに触れておくことが大切です。

めい
めい

「こんなにたくさん無理だよ・・・」という方もいるかと思いますが、大丈夫です!私も実際にやりましたが、YouTubeで色々な方の色んなアクセントを聞いてみてください。聞き慣れてくるとテストで戸惑うことも少なくなりますよ。

そして、比較的クリアな発音で放送されますので、練習すればちゃんと聞き取れるようになります。(あえてケンブリッジ英検がいじわるをしている、というわけではないのでご安心ください。笑)

また実際に英語を使う場面では、RPのようなきれいなアクセントで話す方は少ないのが事実。なので、こういった様々なアクセントに慣れておくと、英語圏での生活はもちろん、英語を使う場面でとっても役に立ちます!

Use of Englishの傾向と対策

出題傾向

さてさて、やってまいりましたUse of English(笑)

これが何とも曲者なんですよね・・・。まずはUse of Englishとは何かをお話していきたいと思います。

Use of Englishとは、先ほどReadingで触れたようにReadingと同じ時間枠の中で解く試験です。

そして、Part1は採点としてはReadingの得点としてカウントされますが、後述するテキストでもPart2~4とひとまとまりとしてUse of Englishのような立ち位置になっておりますので、一緒に解説していきたいと思います。

まず、試験の構成としては、

  • Part1:文章の中の穴埋め。単語補充。選択式。
  • Part2:文章の中の穴埋め。ただし選択肢のない記述式。
  • Part3:文章の中の穴埋め。類義語・反意語など、与えられている単語の形を変え適当な単語を導き出すタイプ。記述式。
  • Part4:与えられている単語を使いながら3~6語で、記載されている文章と同じ内容になるよう文章を埋めるタイプ。記述式。

となっており、Readingが完全選択式、ListeningがPart2以外選択式となっているのに対し、Use of Englishは記述式が多いのが目立ちます。

出題される内容としては、文法や単語力を問うものが多いですが、より高度で正確な知識が問われるのがポイントです。

特にケンブリッジ英検では、Phrasal Verb(句動詞)、Idiom(イディオム)、Collocation(コロケーション)がよく出題されますが、Use of Englishはこれを知らないと本当に解けません!(笑)

Phrasal Verb(句動詞)、Idiom(イディオム)、Collocation(コロケーション)が何かというと、

Point

  • Phrasal Verb(句動詞):セットで一つの意味を成す動詞のこと。例えば、put off(=postpone 延期する)などがそれにあたります。
  • Idiom(イディオム):日本語で言う慣用句のようなもの。例えば、I’m over the moon.(=私はとても嬉しい。)など決まりきったフレーズや文句のことです。
  • Collocation(コロケーション):慣習的にセットで使われる英単語のことで、自然な組み合わせのことを指します。少し分かりづらいかもしれませんが、例えば、「とても(完全に)疲れた」と言いたい時、very tiredとは言いますがabsolutely tiredとは言いません。単語の組み合わせとして自然なのはvery tiredです。このようなネイティブ感覚に近いものがコロケーションの感覚です。日本語でも「アイロンを」と言われたら「かける」と答えますよね?「アイロンを」と言われて「する」とは答えませんよね。

いかがでしょうか。

基本的な文法についてはもちろんですが、上記のような英語感覚も求められるということがと~っても重要です!

めい
めい

正直、初めは「なんだこれ・・・こんな試験見たことない・・・。」と思いました。(笑)ただ、しっかり対策すればなんとなくコツが掴めてきます!

英語をたくさん読んで・聞くことで、「なんとなくこれが正しい気がする」という感覚も養われてきますので、安心してください!

Use of Englishは地道に英語感覚を養うことが一番の近道ですが、その為には適切な問題をたくさん解くことが大事です。ということで、次から私が実際に使って良かったと思うテキストをご紹介していきますね!

対策とテキスト

まず前提として、「基本的な文法問題であればサクサクっと回答できるよ~っ」というレベルになるまでは、日本語の参考書を使って対策をしてみてくださいね!

その上で以下のテキストを使うことをおすすめします✩

①Use of English by Billie Jago(写真左)

Use of EnglishのPart1~4が10回分入っています。なので時間を測りながらの問題演習に最適です。

UoEは対策が肝心なので、個人的にはマストハブだと思ってます。

②230 KEY WORD TRANSFORMATIONS(写真中央)

私が持っている写真のもの(↑)から最新のもの(↓)で表紙が変更されています。

Part4向けの練習問題が230問入っています。特にPart4を強化したいなという方におすすめです。

③Grammar AND Vocabulary FOR ADVANCED(写真右)

ケンブリッジ英検CAEに特化した文法問題集という感じです。

特に受験生がつまづきやすい文法パートに絞って説明があり、その後ろに演習問題が載っているという形です。

説明もすべて英語で記載されていますので、これ自体が英語の勉強になります。

私が使ってみた感想としては、まずは①を使ってみて、それでもさらに対策をしたい場合に②を使ってみるといいかなと思います。

③は難易度の高い文法を”英語で”勉強できるという点で実力は付きますが、本番試験の形式そっくりそのまま、からは少し外れます。

①や②を優先的に使い、余力があれば(もしくは文法に苦手意識を感じる場合は)使ってみるといいと思います。

余談ですが、①はもう1冊出てますのでこちらを使用しても大丈夫です。

(私は①の方が最新だったのでそちらを使いました)

④Use of English by Michael Macdonald

Speakingの傾向と対策

出題傾向

めい
めい

さて、いよいよSpeakingです!独学ではなかなか対策が難しいのがこのSpeakingですよね~

まずは出題傾向から見ていきましょう!

まず、Speakingは2人ペアで行われます。(場合によっては3人になることもあるみたいです。)

試験管に案内され部屋に入出後、以下のような流れで行われます。

  • 試験官の自己紹介(私の場合、進行役1名の他、採点者が2名いました)
  • 受験生の自己紹介と簡単な質問をそれぞれの受験生に1~2つ(Part1)
  • その後、ペアワーク。それぞれの受験生に質問され、その回答に対し相手の受験生に意見を問う形で進みます。(Part2~4)

こんな感じで全体は約15分で終了です。以外とあっさり。

見ていただくとお分かりかと思いますが、相手の受験生とディスカッションするパートが多いのが特徴です。

自分の意見をしっかり回答できるかどうかという点と、礼儀正しい姿勢で相手とディスカッションできるかどうかという点が見られています!

出題内容としては、

  • Part1:受験生自身についての質問。「どこから来たの?」「英語の勉強は好きですか?それはなぜですか?」といった身近な内容が多い。
  • Part2:渡される絵を見て、そこに記載されている質問に回答。主に、写っている人々の動作や感情について質問されることが多い。相手の受験生の回答に対しても意見を求められる。
  • Part3:あるテーマに関連する図を渡され、それに関して受験生同士でディスカッション。例えば「海外移住」がテーマだとすると、「海外移住」の際に検討すべき点について、ディスカッションするということになる。
  • Part4:Part3から派生するテーマについて、それぞれの受験生に意見を求められる。理由や具体的な事例を付け加えながら、しっかり説明することが求められる。相手の受験生の意見に対してどう思うか、ということもそれぞれ回答する。

こんな感じです。

IELTS等と違ってディスカッション相手がいるので、普段からお仕事で英語を使っている方にとっては、そんなに難しくないかもしれません。

逆にこういった形式に慣れていないと、回答以外のところで緊張してしまうなんてこともあるかもしれませんね。

対策とテキスト

そうならないように、まずはPart1はしっかり回答できるよう日頃から英会話等で準備しておくのがいいと思います。

また、Part3~4についても、英語での対話に慣れておくという点で英会話サービスを使うのが一番だと思います。

めい
めい

私はこれまで色々な英会話を利用しましたが、振り返ってみると、DMM英会話のサービスを使って日常的な英会話に慣れ、試験対策という意味でCamblyを利用したのが良かったと思っています。

私の場合、ペア相手との練習は、実は事前には一切出来なかったのですが、先生に進行役と相手役を両方やってもらい(笑)、それで問題なく試験でもディスカッションできました!

Part2については、Readingの中でご紹介した練習問題集を使ったり、以下のSpeaking特化の問題集を使ってみるのも良いと思います!

①Speaking CAE

本番試験とまったく同じ形式のものが10回分入ってます。

さらに、模範解答や試験官のコメント付きで試験のポイントが詰まってます。

試験官のコメントには実際に試験で使える表現や得点ポイントも載っているので、とってもオススメです。

Speakingに関しては、ちょうどいい練習相手がいれば良いのですが、こればかりはなかなか難しいですよね・・・

なので、おすすめはこういった練習問題を使って、何度も自分でやってみることです。

その時はぜひ、ご自身で時間を測りながらやってみてくださいね!

そうすることで、本番さながらの緊張感が出ますよ♪

Writingの傾向と対策

出題傾向

Writingは90分の試験時間の中で2つエッセイを書きます。

1つは与えられたお題について文章を書くエッセイタイプ、もう1つは選択式になっていて、以下の4つの中から好きなものを選んで回答できます。

  • レポート
  • (書籍やスポーツ施設などに関する)レビュー
  • 手紙もしくはEメール
  • 提案書

どれを選ぶとポイントが高くなるということはありませんので、自分が書けそうだな~と思うものを選んで書いて大丈夫です!

また、90分の中で2つ書き上げればよく、ワード数の制限もそれぞれ220~260ワード、配点も2つのエッセイそれぞれが同じ比重で計算されます。

Writingは今までIELTS等なにかしらの試験でエッセイを書いたことがある方であれば、1つ目は比較的取り組みやすいかもしれません。

2つ目に関しては、日頃お仕事で英語を使っている方とかでなければ、最初に形式を覚える必要があるかもしれませんね!

めい
めい

私は普段、英語のメールのやり取りは業者の方や申請書類等でしていましたが、それ以外レポートや提案書を書いたことはなかったので、この勉強を通して学ぶことが出来ました!

対策とテキスト

まずは様々なトピックでエッセイをたくさん書いてみるのがいいと思います。

その時におすすめなのが、ケンブリッジ英検CAEの公式サイトにも案内のある「Write & Improve」というサイトです。

なんと、無料でエッセイの練習が出来てしまう優れもので、CEFRレベルの判定までしてくれます!

めい
めい

WritingもSpeakingと同様、自分だけでは練習が難しいですが、こうしてCEFR判定までしてくれるのはありがたいですよね~!

「Write & Improve」では、自分でお題やワード数を設定し、それに対して回答を記入、その結果CEFR判定が出るという仕組みなので、エッセイはもちろん手紙やメール、レビュー内容に対してもCEFR判定可能です。

こういったものを駆使しながら、何度か書いていくと、自分の得意な型が見えてくると思います。

また以下に関しては、決まった回答の型がありますので、まずはそれに慣れるのがおすすめです✩

  • レポート
  • (書籍やスポーツ施設などに関する)レビュー
  • 手紙もしくはEメール
  • 提案書

これらを書く際に必要となる型については、Readingの中でご紹介した練習問題集にて解説されていますので、そちらを参考にすると良いかなと思います。

また、基本的には練習問題集のみで足りると思いますが、余裕がある方 or もっと対策をしたい!という方はこちらを使ってみるのもいいかもしれません☟

①CAE Cambridge Writing

こちらは他のテキストと違いコンパクトなサイズ感です。(A5サイズより少し大きいかな?くらいのサイズです)

CAEのWriting向けに手紙(フォーマルとインフォーマル)・レビュー・提案書・レポート・エッセイの書き方のポイントが載っています。

後半にはCAE対策として知っておきたい句動詞についても説明があります。

めい
めい

実は、私はすべては読んでいません(笑)300ページ弱あり、ハードカバーの本くらいのサイズ感なので、他の試験対策テキストに加えると、体力的にも金銭的にも、そこそこ負担になります。

ただ、レポート初心者には嬉しいポイント等も載ってましたので、私は買って良かったな~と思ってます✩

最後に

おまけテキスト

ここからは、購入してみたもののあまり出番がなかったテキストをご紹介していきます。

①Common Mistakes at CAE

ちょうどA5サイズで厚さも5ミリ程のとても小さなテキストで、CAEでよくある間違いを事前に知れる構成になっています。

ただ、小さいからこそ・・優先度が下がってしまいあまり出番はありませんでした。

個人的には演習問題や過去問、各パートの対策をしっかりしていれば、この本をあまり読まなくても合格できたので余力がある方は・・・というオススメ感です。

そうは言ってもよくある間違いを事前に知れるのは便利だと思います。試験前に時間のある方は以下もどうぞ!

②Objective Advanced Student’s Book

こちらは語学学校の試験対策コースで教科書として使うような仕様になっています。

クラスに先生がいてみんなで勉強する場合や、CAEの対策をじっくり時間をかけて取り組む場合には良いと思います。

私もじっくり腰を据えて取り組もうと思い購入してはみたものの、これまでにご紹介してきたAdvanced TRAINERや各パートの対策本で事足りてしまい、全く使用しませんでした。

全パートの対策情報やボキャブラリーについても解説があるので、もし「今はまだC1レベルに届いていないけれど時間をかけてC1レベルまで実力を上げていきたい!」という場合は教科書として使えるかもしれません。

ボリュームは結構あると思います。

Teacher’s BookやWorkbookもあるので、目的に見合ったものを購入するようにしてくださいね。

ケンブリッジ英検CAEを受けるにあたって

ここまで、実際に私がやって良かったな~と思った対策をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

正直、ケンブリッジ英検CAEに合格するのは決して簡単ではありません。

でも、4技能がしっかり網羅されていて総合的な英語力が身につく、挑戦する価値のある素晴らしい資格だなと思っています。

めい
めい

この勉強を通して私の英語力が上がったことは間違いありません!

もし、少しでも興味があるな~と思う方は、まずは以下のサイトからケンブリッジ英検CAEのサンプル問題がダウンロード出来ますので、のぞいてみるといいかもしれません。

今回の情報が少しでも皆さまのお役に立てていれば幸いです!

Twitterもやってますので、もしよかったらご意見・感想をいただけると嬉しいです^^

ではまた~!